7125  ビルマはクメールルージュの再現か 王老五 07.09.29

 日本じゃ、今はミャンマーと称している。が、ビルマのかつての宗主国、英国のNHKに相当する
BBC放送は、いまだにBurmaと称している。つまり、日本式に発音するビルマだ。英語の発音は
「バァーマ」に近い。電子版BBCを覗いてもかくBurmaと記している。
 CNNはどうか、と電子版CNNを訪問すれば、Myanmar, also known as Burma,.......という
記述となっていた。この表現だと、両者いずれでも可、という解釈である。
 国際新聞たる International Herald Tribune 紙ではどうか、と眺めれば、Miyanmar という
表記だった。
 まだ国際的にこの国名の表記が統一されていない。

 筆者はやはり「ビルマの竪琴」からくる印象がある。日本社会で社会の出来事でここまで大きくなっ
たのは、大東亜戦争以来ではないのか。大東亜戦争だよ。太平洋戦争という呼称は、進駐米軍がかく
強制的に名称変更を日本に迫ったためだ。考えてもみよ。あの大戦はインド洋までに展開していた。
太平洋戦争という呼称では不都合なのがわかろう。インドの手前、そう、話題のビルマ、このあたりは太平洋に
面しているのか?
 ここで思い出す。もう七回忌が近づく亡父が筆者を含め我々子供がまだ小中學時分、父は晩酌時、
誰に言う訳でもなく、独白のようにも取れる語りの中に、よく戦争時のことを語っていた。決まって、
「だいとあせんそ」というような発音だった。もう筆者の耳朶にしっかり残っている。父は招集された
海軍衛生下士官だった。実際の戦闘に参加したことはない。気が弱い父は自らその分野を選んだという。
海南島、上海に駐屯した、といふ。
 なぜ、日本人はいったん毛唐から押し付けられた名称、決まりを何ら自分らのおつむでその是非を
その場だけでなく、その後数十年に亘って検討することなく、ただ後生大事に頂いたままにいるのか
ね? これじゃ猿並みだが。
 自分の頭で考えることがない、と慨嘆していたのが、昨今ちょっと見直されている「白洲次郎」が、
自伝でかく述べている。
 「経済が安定さえしておれば、猿に支配されてもニコニコしているのが支那人だ。」という趣旨の
ことを小室直樹博士が自著のどこかで述べていたが、筆者にいわせれば、そこに日本人も加える必要が
ある、と痛感している。
 博士は本当はそれを訴えたかったのであろう、が、ぎりぎりのところでそこまで文字に落とすことを
控えたのではなかったのであろうか。

 Juntaといふ。いわばかつてカンボジア地を自国民の血で染めたクメールルージュに相当する
のではないか。そのクメールルージュの首領、ポルポトは何度も北京詣でしていた。北京からあれこれ
知恵及び武器を含めた支援を受けていた、ということがもはや明らかになっている。これから始まる
であろう裁判に向け、ボルポトの次の位置にいた男が逮捕され、公判が注目されている。

 以下は六月十五日付、South China Morning Post紙である。



 ここに今の展開を予測するような報道記事がある。見出しだけでもそれが十分に窺い知れる。

 記事内容は、・・・・





 やはり、軍事政権、Juntaの背景に中華人民共和国の姿があった。
 国際的にJuntaだけを非難しても意味がない。米国が経済封鎖するといっているが、ビルマの背後で
地理的に接している雲南省経由でいくらでも支援物資が中華人民共和国から入るであろう。その経路を
絶たないと意味がない。

 大体がこうした動きの展開は、中華人民共和国共産党本部は慣れている。最近では1989年の天安門
事件がある。いまだに北京中央政府の公式発表は「犠牲者はなかった。」である。戦時中の大日本帝国
における大本営発表みたいなものだ。

 さらに、だ。
 古い新聞が出てきた。
 アフリカ。日本にはあまり馴染みがなかろう。SudanのDarfurという村で「皆殺し事件」
が発生した。それに対する国際的協調により、その事件の解明をと欧米がやっきになっている。
 が、以下ご覧。



 そのSudan政権の背後にも中華人民共和国が見え隠れしているのである。

 このような北京にとり、邪魔な情報は、産経以外の邦字紙はまず報道がなされていないだろう。産経
がどんな報道しているか筆者は定かでない。してないのかも知れない。が、邦字紙でこうしたことを
報道するのは、産経ぐらいだとしか考えられない。

 そんな中華人民共和国が隣国に、その隣国が大戦中に犠牲ななった人々が祀られている神社に参拝し
ようとしても「軍国主義復活」といふまるでアニメ漫画の内容みたいな難癖をつけられ、新任宰相は
「はい、私は参拝しません。」と北京に向かって仁義をきると、北京は「よしよし。いい子だ。それ
じゃ、主席の訪日を考えませう。」とご褒美を貰い、その隣国与党、言論機関、生半可な知識人らは
大喜びの体。
 こりゃいったいなんだね?                          ■





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