7078  東シナ海、南シナ海に跨る海賊 王老五 07.05.20

 まずこの記事をご覧いただこう。


 
 都市日報紙。
 見出しは、大体予測がつくだろうが、「インドネシア海軍が漁民を射殺したことに中華人民共和国が
不満を表明」というところか。
 さらに要旨は、「日曜日、不法漁獲を続けていた支那漁船に警告を与え続けていたものの、一向に
耳を貸さぬ同漁船に対し、発砲した。漁民一名死亡、二名負傷。直ちに中華人民共和国側はインド
ネシア側に不満を表明すると共に、事実究明を進行する、と述べた。」

 中華人民共和国の漁船がインドネシア近海で不法漁獲していることは、筆者は今から六、七年前、在
インドネシア日本人漁船所有主からジャカルタのホテルで聞いていた。その時は、同氏から、日本からの
買付取引において、協力を依頼されており、それまで間に立つ人からの話では、節目が不明だったので、
筆者はジャカルタに飛び、当の本人に会った。

 さて、その後、中華人民共和国とインドネシアとの間で戦争が発生したか? ここだ、要点は。
うぶな日本人にお尋ねしたいのは。
 日本近海にて、越境せる中華人民共和国の漁船、測量船、軍艦の類、日本側はちゃんと証拠を握り、
直ちに武力行使に出るべし。
 反対に、どうだ。北方領土、日本の漁船が本当に越境したのかどうか不明ながら、ロスケは直ちに
その漁船に向かい、発砲し、気の毒に日本の漁民一名が死亡した、という事件はまだ耳新しい。そして
その後の日本外務省のロスケに対する交渉は、及び腰そのものだった。日本国内じゃ、えらそうに
振舞う彼らが、いったん国際交渉の場となると、借りて来た猫じゃ。これが日本の国益を図る政府の
一機関といえるのか。

 次に以下をご覧。



 これは、先週大陸に出張した折、乗った飛行機会社・南方航空の機内誌の一部をScanした。
 つまり、中華人民共和国自ら発行・出版した刊行物だ。
 South China Sea という英文字が見える。南シナ海のことであることは申すまでもない。
 が、ぶりっ子日本国外務省は、国際的に東シナ海と称している海域のことを、北京が勝手にこさえた
「東海」の用語を、まるで北京の家来然としてのように、嬉々としてその「東海}を踏襲している。産経
新聞の取材に対しても何らそれを今後変更する意思はない、と開き直っていた。こいつらはどこの国民なのか、
外務省の人種は?
 が、ほれ。中華人民共和国といっても、航空会社は世界常識の用語を使っているのだ。

 さて、この領海展開をどう見るか?
 延々とインドネシアにまで達している。何らその近所には中華人民共和国の土地が一切ないにも
拘らず、「ここまで俺達の領海だ」と宣言している。フィリピン沖はおろか、ベトナム沖全部わが物だ
ということだ。

 北京ヨイショしか能のない邦字紙一同は、まずこんな事情を伝えないだろう。一般の国民よ、毎朝目に
する邦字紙、あのうち真は30%もあればいい方だと思うべし。今ありがたいNetの世界になった。
 だから、Net上、あちこちから世界情報を得てもらいたい。ことに中華人民共和国情報は、邦字紙に
頼っていては、間違いなく目測を誤る。これほど確かなことはない。JETRO情報も然り。   ■





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