7041  カラスが鳴かぬ日があっても不法行為は続く 王老五 07.03.22

 北京の鼻息に毎日怯える邦字紙などの言論機関は、その一部しか伝えていないであろう。とにかく
今邦字紙、つまり全国紙といわれる大手の新聞社が発行する新聞は、一般紙といえるものが少ない。
どれもこれもスポーツ芸能紙と内容を競っている。あれが一般紙か。産経を見よ。毎日三面全面に
亘り、スポーツ記事をあれでもかこれでもかと他の記事を凌駕している。確か産経新聞社の系列には
サンケイスポーツというのがあるはずだ。また夕刊フジも。肝心の産経がこれらの子会社と内容を
競っていてはどうするのか? 産経を例に取ったが、他紙とて事情は似たようなものだ。
 とにかく日本は何もかも金太郎飴だ。百貨店を例にとろう。
 どの会社の店舗も、一階は化粧品売り場になっておる。なぜ? 「判で押したような」という表現は
まさにこの例に当てはまる。社名が異なるだけ。どこの百貨店に足を踏み入れても同じ雰囲気しか
ない。戦後何年経過しても、嗚呼、日本は「金太郎飴」だ。だから新聞社らの事情とて押して知るべし
といわねばなるまい。

 推定15,000人、香港人口全体の 0.2% を占める在港邦人らのうち、毎日に当地地場新聞を邦字紙に
優先して目を通す人士は、一握りも存在しているかな? 数名というところだろう。朝から、日本と同時発行の
朝日、読売、日経に食い入るように読み入るだけだ。当地香港にいて、香港にいながら、日本のお守りを
して何になる? そんなに日本をお守りしたいなら、そんな人はとっとと日本に帰るべし。日本には安倍晋三を
筆頭に一億三千万人ほど在住していらっしゃる。その人達に日本の問題、事情をお任せしておけばよろしい。
当地にあっては、足元の事情をまず知ることが、技術者以外の人達に必須であろう。管理者はいうまでもない。
 ここまで書くと次のことを思い出した。
 かつて「内部」という題名の本を読んだ、そこに匿名の北京在住共産党幹部の言が紹介されていた。
  いわく、“北京にある日本大使館に駐在する日本人は、たいがい普通語が出来る割には、現地の人と交わる
ことをせず、常に日本人どうしで食事している。東京の本省へ報告する段になると、ネタがないため、複数で
一緒に香港に足を向ける。香港では共産党内部を暴露する新聞、週刊誌が入手できるからである。それらを
翻訳し、本省への報告書としている。”

 筆者は、十二年近い前、現在勤務する会社に赴任開始した際、前任の日本人責任者まで恒例で購読
していた日経紙を直ちに購読解消の手続きをした。
 東京からやってくるトップは、いつもの通り、「日経紙を。。」と求めた。筆者は、「日経紙は
止めました。代わりに South China Morning Post 紙をどうぞ。」と薦めた。そのトップから失望
した表情が窺い知れたが、筆者はそのことで日経紙を復活する意思は毛頭なかった。

 さて、
 お隣の中華人民共和国事情。
 この国、「カラスの鳴かぬ日はあっても、不法行為が摘発されない日はない。」



 「都市日報」紙である。本日付。
 この報道は他の一般中文紙にも掲載されていた、と当社の秘書の話である。彼女がこの「都市日報」
にも報道記事がある、と伝えてくれた。
 大陸出身の彼女は、筆者が大陸の不法事情を指摘すると不機嫌になるのが常であるが、これは本人
からこうして話をしてきた。
 廣州といえば、香港にとり、目と鼻の先に地理的に位置し、産業経済では最も結びつきの太い大陸の
大都市である。
 
 上記、もう果物では基本中の基本である種類ばかりである。それが大陸現地で「よからぬ注射」を
されている、ということである。
 
 幸い、当地にはアジア南部地区の国々から果物は入荷している。大手のスーパーではきちんと原産地
表示をしている。筆者は割りとマレーシアのスイカを購入する。それは敢えてマレー品を選ぶのでなく、
住まい近くにある大手スーパーではそれを店頭に置いていると事情に拠るものである。

 けふ、そんな訳だから、当社の女性らで「まともに大陸からの輸入品で口に出来るのは、火龍果ぐら
いだね。」と話していたそうな。火龍果というのは、英語では Dragon Fruit という呼称で通っている。
見てくれの悪い果物だ。けばけばしい原色の色。中身はちょうど日本のあけびに似ている。が、種はない。
極めて淡白な味のする果物だ。これは便通に極めてよろしい。てきめんなのだ。便秘の人、お試しあれ。

 次に、South China Morning Post紙。



 これは土地問題だ。
 不法使用、不法占拠が後を絶たない、それが昨年は一昨年の17.3%も悪事が増加した、と。
 とにかく悪事を働き、ばれなければ「英雄」なのだ、あの国の人々は。
 
 以上の二つの記事は、いずれも本日付の新聞で掲載されていたものだ。
 
 邦字紙を尻目に、読者諸兄よ、厳然たる事実、事情を身につけてつかわされ。     ■





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