7036  日本がアジアの盟主? 真か? 王老五 07.03.06

 邦字紙がそうだからかも知れないが、政府行政、言論界、その他めったにこのカンボジアの不幸な
歴史を触れることはない。そして欧米に向かって口を開けば、「日本はアジアの盟主だ」とさ。さらに
遠い、遠いイラクまでに出かけ、奉仕活動する日本人青年男女がいた。不細工に敵にとっ捕まり、
助けて下さい、だと。
 そんな遠い地方に目を向ける前に、足元のアジアに目を向ける方が先決ではないのか。




 このSCMP紙はよくこのカンボジアそしてクメールルージュが自国民に対して行った大虐殺の歴史を
ことあるごとにこうして報道している。
 これは、いよいよ迫った公聴会の前に、それが暗雲をもたらしている、と報道している。

 日本人が知るべきことは、クメールルージュ、そしてその代名詞のようにいわれるその首領、
ポルポトという男は、あの自国民に対して殺戮を繰り返した背景には、北京からの有形無形の支援が
あったからである。現に、ポルポトは幾度となく北京を往復していた。
 クメールルージュの殺略は、中華人民共和国における「文化大革命」の粛清と酷似している。
 ポルポトは当時の毛沢東にずいぶん指導を仰いでいた。

 中華人民共和国の「文革」も、敵は自国民であった。外国のいずれもでもない。一方的な断罪で
あった。内戦とはいえぬ。無抵抗の自国民に殺略に次ぐ殺戮を加えたのだ。殺戮に次ぐ殺戮だ、繰り
返す。カンボジアのクメールルージュとて然り。

 今のカンボジア首相は、かつてのクメールルージュの一員であった。
 かつて、この新聞の記事で読んだことがある。
 それは、無実なカンボジア国民にとり、政府役人のかなりが元クメールルージュの一員がかなり
存在しており、まるで野に放たれた虎のように、常に恐怖心を抱いている、と書いてあった。

 日本はそれに対し何が出来るか、考えたことがあるか。その前に、その歴史、事実を大きく取り
上げたことがあるか。殆ど無関心じゃないか。
 それならば、もはや「日本はアジアの盟主だ」なんてな空言は慎んでもらいたい。    ■





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