7027  禿げ頭中年も頂けるお年玉 王老五 07.02.22

 「利是」だね。当地でかく称す。その発音記号を下敷きに英語でも Lai See。これは
広東語発音だが。標準語のそれではない。
 




 これ本日のSouthChinaMorningPost紙に掲載されていた。そして、昨晩の
テレビニュースでも、この仕事初めの風景が放映されていた。証券取引所である。当地は皆この
ような紅色のチョッキを羽織、固有の背番号が大きく背中に明記されている。
 仕事初めだから、取引所の会長様がお出でになり、皆々に「利是」を配布している光景である。

 筆者は当社スタッフらにもこの「利是」のいわれ、習慣をよく聴いた。いわく、対象は未婚者で
ある。仮に、日本式でいう「行き遅れ」の四十歳過ぎの娘がまだ親と同居していても、その家を
年賀で尋ねた親戚は、その「行き遅れ」女性にも「利是」を献上しなければならない、仮にその
女性が高級取りであってもそうだ、という。
 だから、その辺の空気を察し、気の利いた「行き遅れ」女性は、親戚が年賀に自宅にやって来たら、
もし隠れる部屋があったら、そこに隠れ、来宅の親戚の人らに顔を見せないように図らう、という。
 なんだか、よくわかる話である。

 が、それは一般家庭における話である。
 一歩、娑婆に出る、仕事場に出る、街角の飲食店に出る、、事情は異なるのである、拡大解釈され
るのである。いやなことに。

 写真。受け取っているのは、中年男であろう。 
 「次は俺だ」とその鬚中年男の背後に待機しているのは、見事な禿げ頭だ。「団塊の世代」の末席を
汚す筆者の禿げぶりにも勝るとも劣らじ。四十代半ば以降だろう、この男は。
 が、嬉々として待機しているのがこの写真からでも窺い知れる。この二人の中年男は十中八九未婚者で
ないだろう。それぞれが家庭を擁し、子供の一人か二人は所有するだろう。今じゃ高中あたりに進学して
いるだろう。“高中”? 日本でいう高校だ。学業成績の出来がいいかどうかは知らねども・・・・。
それぞれの配偶者は別嬪かへちゃかは知らねども・・・。これはこの際問題にあらず。

 大の大人がお年玉を押し頂く姿は、とうてい理解できないねえ。            ■





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