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| 7016 | 尾篭なれども、看過し得ざる話 | 王老五 | 07.02.04 | ||||
![]() さて、また便所にまつわる話に相成れり。尾篭だなど筆者を蛇蝎視、視線を背けざることを切望す。 そうか。今思い出した、この台座の名前を。「便座」といふのでしたな。 ある日、会社の男子便所に所用を果たすべく、その小屋に一歩入れば、「便座」は写真のように 降りていた。 通常「便座」はこうした水平状態に位置しているのでなく、さらなる上部に位置せる「便器蓋」と 平行に垂直に立ち上げて納めておくものである。男子便所の場合だが。 「便座」を垂直状態から倒し、写真のような水平状態に下ろし、そうやって降りてきてくれた 「便座」にケツを乗せ、固形排泄物を肛門から落とすことになる。 つまり、筆者が利用する以前に入った男が、「便座」を降ろし、そこで固形物を落としたことに なる。筆者とて、この「便座」にお世話になっており、週に2、3度は固形物を落としている。が、 用が終われば、その「便座」を引き上げ、「便器蓋」に接触するよう、上に引き上げ、垂直位置に 戻している。これはごく一般の作法である。 が、当地、その一般の作法ができないのが、ごろごろしている。そしてそれは地域差が激しい。 本来、当地・尖沙咀は割といい方なのだが。旺角あたり、そしてそれからさらに北に上るに従って、 あるいは香港島であれば、北角を過ぎ、そこからさらに西へ、あるいは東方面であれば、上環を過ぎ する辺りからさらに東方面に進むと、そのまともな作法はなかなか期待できない。 「便座」に紅い印は筆者が施した。 その位置からして、これは尿の水滴であろう。 「便器」に腰掛け、糞を垂れた奴がこんなところに尿を落としていくのは、物理的に考えても、 どうも考えにくい。 つまり、それは第二の男が液体排泄物を落としにやってきた。最初に糞を垂れた奴を第一の男と ここでは称する。 その第二の男は、「便座」が降りているのを発見した。が、早く小便を垂れたい。ここで支那人の DNAが機能する。 つまり、 「本来ならば、前に使用した奴(第一の男)ちゃんと便座を戻しておくべきところを、なんだい。 しょうがねえな。が、俺も糞を垂れるのでない。俺は小便じゃ。その為にきれいでない便座を引き上げ する作業は面倒臭い。馬鹿馬鹿しい。何か俺の銭が入ってくる足しにもならぬ。ええい。よけいなこと はやめとこう。そのままにしておけ。誰が観察している訳でもない。なに。ここから放尿すればいい んだ。」 とこの第二の男は横着を決めた。 が、男子の排泄機能では、直立し、放尿すれば、おのれの直下位置に、残尿が落ちることになる。 それが紅い印のあたりだ。写真では判別しづらい。が、実際に筆者は三滴ほど検知している。仮に 手洗いの水滴ならば、その位置は不連続に散らばっているはず。放尿者の直下位置だけとは限らぬ。 よって、この紅い印の尿滴は、第二の男の仕業だと認定する。 その後にやってきたのが筆者となる。つまり、「第三の男」だ。映画じゃないが。 「第三の男」は、痩せても枯れても日本男児だ。支那人とは違う。脇のちり紙をほんの小さく千切り 、「便座」を起こした。そうやって放尿作業に入った。 ここで仮に、「第三の男」が筆者でなかったとする。そしてその仮の「第三の男」は固形物を落とし たかったとする。 必ずしも当地の男共全員とは断定は出来ないが、かなりの割合で申す。その男は靴のまま黄色い印を 施した位置に登り上がる。そこでずぼんを下ろし、ケツをまくる。その状態で糞を垂れるのである。 中にはちょっと丁寧な奴がいて、「便座」は引き上げる。つまり、通常放尿してもいい状態にする。 が、放尿するのでない。そいつは、便座よりは細い目の便器の端に登り上げる。無論、靴のまま。 そこでやはりケツをまくり、糞を落とす。 実際にその作業をしている最中は目撃したことはないが、便器の端、便座に残された靴跡をみれば、 一目瞭然なのである。 日本の便器と異なり、当地のそれは谷底が深いのである。だから、固形物はそれなりに質量を持っ ており、当然そこに重力の作用が発生する。肛門という出口から谷底の水面まで距離が長いほど、 つまり、跳ね返りが比例して強力となる。筆者は通常に「便座」にケツを下ろし、垂れ作業を行って も、跳ね返りの仕打ちに遭っている。 となれば、この仮の「第三の男」は、その跳ね返りをどう受け止めていたのだろう。これが謎で ある。 こんな連中が施す作業、まともなもの、まともな服務が提供されるはずがない。 □ 飯屋・・ チップが少ない、あるいはそれがないとわかった時の仏頂面。 注文してもきちんと復唱して確認を聞くことは、日系を除き、まずなし。 □ 家具製造・ 木製家具、角を取らない。だから、鋭角のまま。怪我する惧れあり。 □ 銀行の窓口・ 客先から電話で尋ねられた案件、それが自ら自信がなくても、調べるのが 邪魔臭いため、おのれの主観で回答する。 □ 製造 ・・ 常にどこで手抜きするかばかりを考えておる。 □ 勤務先・・ 足元に落ちたゴミは拾わぬ。翌日掃除婦が来るまで放置。 足元にある見本、製品、商品を指す場合、足を使う。手を使わぬ。 これは香港だけの事情だ。大陸に入れば、この度合いがいっそう拍車がかかることは申すまでも ない。 ■ | |||||||
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