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| 6070 | 南沙諸島を巡る現況 | 王老五 | 06.11.05 | ||||
| 南沙諸島となると、日本は直接にはどうやら関らない。だから関心は薄いものと思う。が、アジアの リーダーたるべき日本は、拱手傍観し得ぬ。アジアにおいても「普通の国」を目指すならば、話は 変るが。「美しい国」を目指す安倍政権下ではどうなるのか。まだ安倍氏自身がアジアにおける日本の 戦略的位置付けを具体的に提言していないから、この場では、不明としか形容せざるを得ない。 数日前から日本に滞在している。街角を眺める度に、「どこが美しい国なのか? 天と地の開きが ある。」と思わざるを得ない。自然を除き、だ。街を歩けば、頭髪はウンコ色のおばたりあんに、 おねえちゃんに、アンちゃんに、そして熟年男まで白髪を隠そうとしている。体型は崩壊して久しいと 思われるのが、四割だな。おなご衆、顔は能面か芸者並みに真っ白。薄暗いところからいきなり、その 白粉真っ白の顔面が現れると、「おーっ!」と気が弱い紳士は小便を漏らしそうになる。夜叉か。 何か、だ。 いつぞやの全日空便でそれを経験した。食事が一段落すると、機内の照明を落とす。眠る人、読書を 続ける人、機内のビデオ放送を鑑賞続ける人、さまざまだ。筆者は大概読書をする。ある日の便、 そんな折、所用がありて、機内係員を呼ぶことにした。ボタンを押す。が、すぐには来ない。読書を 続ける。それに没頭している。ふいに耳元で女性が囁く声がした。「お、今来たか。」と気づくのと 同時に振り向いた。そこには「夜叉」がにこりを微笑んでいた。筆者は腰を抜かさんばかりだった。 なるほど、今や「醜悪の国」に成り下がっている日本だから、安倍氏はあのように、普通の美観に 戻すべく「美しい国」を説いているのだろう。そう思うことにすると、納得がいく。 南沙諸島、英語で Spratly Islands と称す。 以下、示す。これは South China Morning Post紙、10月30日付である。添付の記事上、 筆者が誤って、Novと記してしまった。それはOctの誤りである。 上記、点線で領海を記してあるのは、中華人民共和国が「自国の海域だ」と主張している地域で ある。よくご覧じあれ。インドシナ三国を通り越し、マレーシアのすぐ沖にまでかの国は、主張して いる。この中華人民共和国主張の領海区の最南端あたり、どこにも陸地がなければ、この主張とて、 百歩譲って、ふむふむ、と検討に値するかも知れないが、現実にはマレーシアがその最南端の位置の 尖端部に位置している。中華人民共和国の主張は、下手すれば、インドネシアにまで達しかねない。 その間、「ベトナム沖、そしてフィリピン沖は、すべて中華人民共和国のもの」といわんばかりで ある。 同記事内容をみてみよう。 中華人民共和国、中華民国、及びAsean諸国の一員である四カ国 − フィリピン、ベトナム、 ブルネイ、マレーシア − の六カ国の間で、南沙諸島の領海の主張を巡り、いまだに解決はついて いない、と記事は述べている。 そんな環境下、中華人民共和国は自ら音頭をとり、同海域における油田及びガスを発見の推進を 関係各国に働きかけている、と。 そこまでなぜ中華人民共和国が、領海問題が解決されていない段階でこのように、はるばる越境し、 他の数カ国の庭のような海域における石油及び天然ガスの開発に食指を伸ばすのか。 同記事によれば、一億から二二五億バーレルもの埋蔵量が見込まれるという。いわば、「第二の ペルシャ湾だ」という。それでこの周辺数カ国らをことに尻たたきしながら、その油田発掘の開発に 腰を上げよ、と催促している、と。 とにかく中華人民共和国は、この海域における石油及び天然ガスの開発には、異常な関心を抱いて いる、という。 記事はまだ続く。 が、同海域における緊張が高まったのは、1999年、中華人民共和国が、Mischief Reef島に、 漁民の避難基地という名目で建てたシェルターをきっかけだった。が、フィリピン側はその施設は、 明らかに軍事目的だと主張し、自国に近い同海域で天然ガスの開発を開始したが、中華人民共和国側は それに対し、何ら抗議を表明していない。 一方で当然ながら、ベトナム側も不満を表している。 地図上の点線が示している通り、中華人民共和国の領土から遙か離れた、もはやインドネシアにも 達しようというマレーシア沖にまで、自国の領海を主張し、当然、周辺国の不協和音が鳴るなか、 そう、あの南韓が竹島に基地のような施設を日本に断りなく設けたのと同様、その海域のある島に、 「漁民の避難施設」と銘打った軍事施設を構築し、そして、平然と周辺国に、「みんなで一緒に同海域 における石油と天然ガスの開発を急ごう」と持ちかけている事実。 これが中華人民共和国の横暴といわずしてなんと形容すべきか? 人民日報東京支局・朝日新聞よ。 ■ | |||||||
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