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| 6060 | デドックスとは、なんじゃらほい | 王老五 | 06.10.06 | ||||
| ほうれ、今このIME辞書で変換を試みたところで、このカタカナ語は現れて来ない。いったい、 何だというのだ、カタカナ語が。 これを最初に目にしたのは、家人から電郵にあった。半年ぐらい前か。「今、流行っている・・」 という家人の形容じゃったが、筆者はピンとこの用語だけではピンと来なかった。が、文章の前後 関係の脈絡で理解はしたが。・・ 去る八月帰省した折、なるほど家人があちこちから取り寄せている健康・食事関係の雑誌には、 うんざりするほど、このカタカナ語が登場している。そんな雑誌を日常目にしておれば、「今、流行 っている」という表現になるのは致し方ないところか。 で、筆者は、「敢えてカタカナ語を使わずとも、それは解毒というちゃんとした日本語がある じゃないか。」と医療・介護の仕事に関っている家人に正せば、 ”解毒は、体内で中和した後、排泄する意味、デトックスは、毒をそのまま体外に排泄するという 意味だから、正確にいうと、解毒はこの場合異なる” と反撃してきた。 で、筆者はよっしゃ、と思い、本来漢字用語の運用にあっては、それは先生たる支那語の辞書で 探ってみた。 支那語では、毒をそのまま体外に排泄する意味でも「解毒」を使っている。その語が日本に輸入さ れ、いつの間にか、日本の医学界では多少意味合いが変化したのかも知れない。 そこで今度は英語辞書で確認してみた。 英語辞書とは、 OXFORD Advanced Learner's Dictionary of Current English である。その第六版であるが、それはもう古い。最新のはさらに版を重ねているはずである。 筆者は、その第三版を今から十六、七年前に購入し、その後ずっと使用し、今の第六版に替えたのが 七、八年前だったか? この辞書のいいところは、たいていの単語には必ず例文が掲載されている事実だ。単語というもの、 文章の中にあってはじめてそれが生きてくる、その生きている様を把握しないと、身につかない。 関係のあると思われる単語を列挙しよう。 > toxic 形容詞 containing poison; poisonous > toxicity 名詞 the qualtiy of being poisonous; the extent to which something is poisonous 以上が、「毒性」に関する語。 > detoxification [also informal, detox ] 名詞 treatment given to people to help them stop drinking or alcohol or taking drugs ex/ a detoxification unit > detoxify 動詞 1..to remove harmful substances or poisons from something 2. to treat somebody in order to help them stop drinking too much alcohol or taking drugs さて、・・・ 英語で、Deが付くと、本来の言葉にある意味の反対、もしくはその意味を抜く意味になる。 だから、detoxify, detoxification となる。 なるほど、detox は、detoxification の俗化した表現にある。 が、待てよ、その意味するところは、日本語であるかどうか? それは「戒毒」の意である。 以前、筆者はShenzhenから東莞のある地方に車で赴く際、途中に「戒毒中心」の建物を 脇目にみて通ったものだ。「戒毒」の語にピンと来なかったら、それは「矯正機関」の意味と受け て貰って間違いない。要は、過度の飲酒癖、麻薬の常用者らを治療・矯正する場所である。刑務所の 一歩手前か。 せっかく誰か日本人が恰好いいと思って、何かの資料か文献でこの detox か detoxification に 遭遇し、喜び勇んでその発音を単純にカタカナに置き換え、解毒の意味に使うべく、輸入した。 どれだけか恰好いいと思っていたのだろう、その人士は。周囲から「すごい英語に詳しい!」と 思われたのだろう。 が、以上のように、Oxford の辞書から抜粋したように、本来の意味はそうでない。「戒毒」の 意なのだ。矯正の意味だ。ちょっとずれたね、その人士よ。軽はずみだったね。 解毒本来の意味は、動詞の detoxify の1の意味にある。それがそうだ。 わざわざカタカナにすがらなくとも、ちょっと日本語を見渡せば、昔から 「毒抜き」 「毒出し」 という言葉があるではないか。そうした日本語は、あの”農協”では肥溜めの匂いがするので"JA"と 名乗って恰好つけた農協の幹部らと同じ思い、つまり、「日本語には肥溜めの匂いがするから、・・ 恰好悪い、厭だ。」というのかね? 同じ理屈で漆黒の髪じゃ、恰好が悪いから、毛唐の髪色に合わせ、ウンコ色制作に高い銭を美容院に払い、 しかもだ、発ガン性の危険をも顧みず、おのれの髪を染める小便臭いミーハーねえちゃん、おばたりあん、 能無しアンちゃんらと同様だ。が、待てよ、却って、ウンコ色になっているということは、おい、おい、 肥溜め本来に逆戻りじゃねえか。 おいおい、何をしとっとば? 日本人よ。この腹のよじれをなんとかしておくれ。 ■ | |||||||
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