6058  言葉を失う在港邦銀の手数料 王老五 06.10.03

 たまたま日本向けに送金する用があった。

 送金すべく資金は、HSBCと東京三菱UFJ・香港支店の両方に置いてあった。額は異なる。
 が、本来はHSBCに保管してある資金が妥当なれども、日本の相手先が東京三菱UFJ銀行に
口座を有するので、当方の同じ東京三菱UFJ・香港支店からの送金の方が、日本に到達する
速度が速いと踏んで、両行が課金するであろう電信送金手数料を調査してみた。

     HSBC      >>  東京三菱UFJ      HK$180
     東京三菱UFJ香港 >>  東京三菱UFJ都内支店  HK$230
     東京三菱UFJ香港 >>  他行           HK$330

 というものであった。

 合併する以前、UFJからUFJに送金した際、手数料がHK$180だったことがあるので、
さらにそのことを告げ、さらに東京三菱UFJ香港に確認してみた。
 同行いわく、「確かにUFJ香港の場合はそうだった。が、東京三菱香港はHK$230だった
ので、合併後は、その従前の東京三菱香港行に合わせた」という回答であった。

 筆者は、日本向けの送金、日本からの入金は僅少、大陸向けの送金、欧州からの入金が主である。
 7,8年前、旧三和銀行を使ってみたが、欧州の客先から、「当社の取引行によれば、そんな
名前の銀行は該当なし。よって、他行にして欲しい。」という依頼があってから、三和はやめた。
 一方、大陸向け送金、旧三和を通して送金すれば、相手側に到達するのに、一週間以上かかる
ことがわかった。だから、もう邦銀扱いはやめた。 
 送金手数料だけでない。BankDraftと称し、銀行小切手の発行手数料とて、同じような
比率の差がある。

 客先が送付してくるL/Cの受益者として、その案内を受ける際にも、HSBCと邦銀とでは、
断然差が激しい。旧三和の支店次長氏にHSBCのサービスぶりを示し、これに近いことは出来ない
のか、と問えば、「残念ながら、システム上、当行はそこまで至っておりません。」という返事。
僅か3,4年前のことだったように筆者は記憶している。
 HSBCで受ける場合、HSBCが海外の銀行からL/Cを受けた場合、受益者には自動的に
内容をfax送信してくれる。電話は一切なし。それでよい。我々は内容のポイントをみたいのだ。
原紙は一週間後であっても構わぬ。否、買取直前でも構わないのだ。
 が、旧三和の場合。
 結果としてわかったのだが、受ける。それから行内でたらい回しをする。目的は定かでない。それから
厳かに封書に包んで書留にて、受益者の下に郵送してくれる。受益者の手元に渡るのは、同行に着いて
から2,3日後、というのが通常だ。我々は客先としょっちゅう連絡を取り合っているので、いつ頃
L/Cが到着するかは、大体その日を読むことが可能だ。だから、先手を打って通知銀行に電話をし、
到達の確認をする。ある日など、朝九時に旧三和に電話を経理女性に入れさせる。まだ未到。それから
11時頃に筆者は再度旧三和に電話をさせる。「着きました。」と。アホな。
 それから、内容が知りたいから、即fax送信願う、と依頼すれば、「それは翌日になります。」と
の旧三和の回答。
 そこまで来ると、筆者が経理女性に代わり、直接旧三和の担当女性に電話で話す。優しい声では
いかぬ。怒鳴りまくる。そうしたら、「お宅のfax番号は何番ですか。」との問いがやっと出てくる。
 そうやって20分ほど後にやっと当方はfaxにて受けたL/C内容を確認できるのであった。
 それが一度や二度ではなかった。
 それが邦銀のサービス能力なのだ。
   
 今、欧州からの入金受け、大陸向け送金手続きは、いずれもHSBCにて行って数年経過する。
 非常に能率的だ。窓口の女性らの扱いも、旧三和の窓口と違い、速度があり、てきぱきしている、
と筆者の会社の経理女性の弁である。
 たまに、その女性が休みの時は、筆者自身旧三和の窓口に走ったことがあるので、それは筆者とて
同感である。HSBCは、筆者個人で口座を保有し、20年近い。
 HSBCの本店地下。あそこに核シェルターが備え付けられている、と以前、中環のパブで飲んで
いると、脇でそんな会話が入ってきた。また、あのHSBCの建物は、中国銀行の建物より、
建築経費では、5倍からしている、と。その当時、中国銀行の建物が一番背が高かった。

 在港邦人の諸兄よ、この事実を知られい。                  ■





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