5124  やはり異常高、日本の港湾荷扱い料 王老五 05.12.16

 世界に冠たる貿易立国だと日本は自慢するが、貿易がGDPに占める割合は、貿易がGDPの
二割を担うEUを代表するの工業国・ドイツと比べ、はるかに低いと以前何かの統計数字で読んだことが
ある。
 つまり、世界第二位の経済を誇る日本であるが、貿易そのものに依存する率は、欧州諸国と
比べ低く、主に内需がGDPの中心となっている、という事情を物語るものであろう。
 
 それが証拠に、中学、高校、大学と十年間の長きに亘り、英語を学んできているはずの
日本ビジネス紳士の英語力はどうだい? アジア諸国のそうした紳士と比べ、何と見劣りする
ことか。日本語と似たような文法、発声方法を採用するハングル語を母国語とする南韓の諸君ら
の英語は、なかなかのものがある。
 
 その背景はそれだけ貿易に依存しない経済を裏付けるものだろう、日本の場合。

 香港、星港(Singaporeのこと)、この両者こそ貿易立国といえよう。

 さて、我らが基地としている香港。
 昨今、大陸の港湾設備が充実し始めているさなか、当地港湾荷扱い料高が問題になっている
のが最近の事情である。Shenzhenの塩田におけるContainerYardは充実した。だから、今更香港
経由の輸出は必要となくなりつつある。それは第一に費用である。

 別添、当地「工業総会」という商工会議所のひとつが発行している会員向けの機関誌に
掲載されていた。



 確かにこれをみる限り、香港の経費はトップを走っているかにみえる。

 「太平洋を越え、東回り」方面における貨物荷扱い費用、つまり対米と考えたら手っ取り早い
が、その分野では香港は悠々ダントツを抑えている。が、やはり第二位に日本が香港の後塵を
拝している。

 次に「西回り、アジア西方から欧州向け」の仕向け地となると、不名誉にも日本が香港を蹴り
落し、第一位の座を奪取している。20FTもの、40FTもの、いずれでも横綱の地位を維持
しているのが日本だ。 

 第三の項目、Intra-Asia というのは、よく分からないが、字義から判断すれば、アジア区域
内を仕向け地とする航路であろう。ここに来ると、一挙に日本の経費は大人しくなり、四位に
転落している。なぜか? ちょっと上記二項目と差があり過ぎるのが気になる。政治的にわざと
この Intra-Asia 航路向けの荷扱い費を落としている、とみえて仕方がない。

 香港の兄弟分、星港がなぜかくまで経費を抑えているのか、香港にとり、この異常高を是正す
べく、対策を講じる要があると同様、GDPにさほど貿易が占めない割に、日本の港湾荷扱い料
がなぜこんなにも高いのか、日本がここに鋏を入れる必要があろう。         ■





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