5061  また大陸の狼藉があっても頬かむりの邦字紙報道 王老五 05.07.31

 筆者はゆうべのテレビニュースの報道で知った。もちろんそのテレビニュースとは、当地の
二つある英語放送局のうちのひとつである、と断らないと、家でNHKの衛星放送を楽しむのが
大多数の在港邦人の誤解を受けるからである。

 案の定、けふのSouthChinaMorningPost紙では、一面トップにデカデカと掲載されていた。
 とにかく下記を眺めて貰いたい。



 内容は簡単なこと。目下北京で開催されているバスケットボールの国際試合にて、
中華人民共和国とプエルトリコの一戦で、選手どうしが揉めただけでなく、半年前だったか、
一年前だったか、サッカーで対日戦で勇名を馳せた中華人民共和国の観衆がそこでもまた
結構な演技を仕出かしてくれた、ということだ。

 無論、中華人民共和国の当局は、国営放送で以て、その不名誉を厳しく指摘している、とは
いうものの、あと三年に迫った北京における五輪大会のことが、誰にも浮かんでくるのである。
 写真でみてわかるように、はるばる30時間の飛行で北京に到着したプエルトリコの選手らは、
観客席からプラスチックのコップ、本人の靴まで飛んでくるさなか、あのように自分の頭上を
防護しながら退室したのである。

 返す刀、筆者はWebSite上であるが、産経と朝日の記事内容を漁ってみた。ろくに掲載されて
いない。たぶん本紙にはちょろりと掲載されているのかも知れない。が、お茶を濁す程度で
あろう。北京にヨイショすべく。媚中派としては当然のこと、と。

 当地のSCMP紙が一面トップで掲載しているのに、なぜ邦字紙は頬かむりなのか? 
 サッカーの試合のことがあった。昨今の軋轢もある。なんといっても身近な近隣の国だ。
北京五輪を控えてもいる。そんな背景上、特筆大書してもあまりあるのではないか。
SCMP紙は、返還以後、一応中華人民共和国の大きな枠組みに好むと好まざるとを問わず、
主権は取り込められている。たぶん北京からの圧力だろう、対中華人民共和国の評論で辛辣な記事を
書いていたある敏腕記者が放擲され、彼はCNNに移った。その後も何かと燻りがある。

 一方、日本。主権はあるのでせう? 日本さん。日本という主権を持っているのでせう、ね。ならば、
SCMP紙などのような桎梏はないはず。自由な見識で論陣を張れるはず。それなのに、
何か、邦字紙の方が、まるで「一国両制」の足枷にわざわざ自分から進んではまっているように
見えるが、どうか、ね。邦字紙よ。あんたらはいったい何なのかね?
 
 なんという腰抜けの邦字紙か!                      ■





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