5010  鎮火後に駆け付ける消防車 王老五 05.01.25

 別添ご参照被下度候。



 これは本日のSCMP紙に掲載されていた記事である。

 いささか複雑な感慨でこの記事が書かれている。
 ある方面では「日本が大量の軍隊派遣をして救援活動に従事してくれる」
ことであり、一方では、
「災害発生以後、もはや一ヶ月を経過して、なぜ今ごろ? 他国の救援に駆けつけてくれて
いた軍隊は次第に徐々に帰り支度が多いさなか、それにインドネシア政府自身が、軍隊による
救援よりもこれからは民生による救援活動を希望する、と言明しているところである。」
という背景を物語っている。
 
 その「災害以後一ヶ月も過ぎてから、遅すぎはしないか?」の懸念に、日本の外務省当局は
屁理屈を並べ立て、「いや、遅すぎることはない」と弁解している。

 被災国の政府が、もはや軍隊による救援活動よりも、民生による活動を、と世界に声を
投げかけている現状を、日本の害務省はなんとみるのか? 

 ここにも、「世界の常識・日本の非常識」「日本の常識・世界の非常識」という竹村健一氏の
公式が当てはまることになる。

 もちろん、今回の派遣以前にも自衛隊は多少現地入りして活動はしている。が、今回は
約1000人規模の自衛隊員の投入なのである。
 なぜ、もっと早くにこの決断が出来なかったのか?
 
 害務省だけの責任ではなかろう。総理府はいったい何をしていた? 総理府となれば、
小泉本人の指導力のお粗末さが物語る。自衛隊を擁する防衛庁とて、文民の承認なかりせば、
おいそれと隊員を海外派遣は出来ない。 

 これは腹で笑っていても、声には出さない世界の目が見えてくるのである。
 本当にもし、それこそもしだが、日本が仮想敵国に侵入でもされたら、それでも一ヶ月後に
自衛隊が派遣されるのだろうか?

 そんなことをしていたら、拉致者は数十万人を超えるのではないか。ロスケが八月十五日の
三日前に満州に侵攻してきて発生した、当時満州滞在邦人の犠牲者数の同等となる。そんな
数字には未だに害務省は頬かむりなのである。

 日本政府の執行部、北朝鮮に拉致された犠牲者を生んでも、まだ危機管理がピンと来ない
ようである。
 平成になり、ボケがいっそう進行していくようである。否、ごめんなさい、「認知」が
進行していくようである、と言い直さなければだめだった。
 くだらぬ。実にくだらぬ。そんな用語のいじくりしか能がない、役所である。抜本的なこと
には何も見えない。
 「めくら、蛇に怖じず」「めくら撃ち」などの昔からの表現は、どうする?
 「目の不自由な人、蛇に怖じず」「目の不自由な人式撃ち」か? アホか。     ■





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