4058  日本熔解事始 王老五 04.09.22

とにかく下記に示す新聞記事を参照いただきたい。「都市日報」の本日付である。記事その
ものはロイター発となっている。日本国内でこれが記事なって扱われたかは知らない。




 この見出しの意は四割方想像つくのではなかろうか? 意味は、「日本、三割の小学生が、
夕陽が西に降りることを知らない」というものだ。右の写真がまさしくそれを示したものだ。

 東日本にいる人は、水平線上に日没を鑑賞することはできないだろう、それは日本海という
大自然を有する裏日本に住む人々の特権になろう。筆者は、小さい頃から日本海に沈む真っ赤
に膨張した夕陽を目の当たりにしながら育った。そしてあの水平線の向こうはどこの国に当た
るのだろうか、といつもそんな思いを馳せて、夏は一日中海で遊んでいたものだ。
 今、千葉県に住まいを定め、そしてこの夏休み、南房総に旅行に出掛けたが、海のすぐ脇に
宿をとったものの、何か物足りない気がずっとしていた。それは水平線に沈む夕陽のことで
あった。そうだ、太平洋側では、夕陽は海に沈まないのだ、と気づいた。
 朝日は夕陽のように膨張はしない。しかも、朝日は昇った時からもうまぶしくていけない。
どだいが、大自然の朝日から、あの醜聞の王様「朝日新聞」の存在を思い出してしまうから、
よけいにいかん。

 本論に戻る。
 日本の気象台が、小学四年から六年生を対象に調査した結果がそうだ、という。
 調査対象は、北海道、長野、東京、福岡、大阪及び広島と、偏らないように全国各地の
小学生を対象にした、という。
 小学生としての天文学知識は驚くべくお粗末きわまる、月の満ち欠けの問題は、まともに
答えられたのは半数だった、と。つまり、月が欠けるのは、太陽からみて地球が影になった
為にその部分が、地球から眺める月が欠けたような現象に見える、ということがわかって
いない、という。

 気象台の話では、それは今の子供らは自然に触れる機会が非常に少なくなる反面、在宅で
テレビゲームなどの遊びに熱中している現在が、そのままこの事実を反映している、という。

 気象台の指摘は尤もなるも、しかし、唸ったね、ここまでひどいとは。
 だから、日本の溶解が始まった、と筆者は表題を掲げたのだ。

 しかもだ、こんな状態になっているにも拘らず、それに追い打ちをかけるような文部省の
「ゆとり教育」体制ではないか。円周率を3.0 で計算させる根拠は、こんな現象にいっそう
拍車かけたがっているのではないか、と思わざるを得ない。
 否、文部省の役人らとて、その調査対象となった小学生並みのおつむなのだろう。

 自然は知らぬ、生命の何たるかを肌で知らない、そんなブロイラーを育てて将来の日本が
どんな形になっていくのか? 想像しただけでも空恐ろしくなってくる。

 小学生だけではない。小学生よりもいくぶんは自然に触れてきたであろう若者そして中年
あたりの日本人でも、人間というものは自然の一部である、という原点をまるで念頭にない
のが、山ほどいる。それが証拠に、まるで草木に色を塗るがごとく、おのれの髪を毛唐拝跪
精神を発揮すべく、「ニセ毛唐」にならんとして、ウンコ色頭に高い銭を出して、そして
それが発ガン性に極めて直結していることも何ら意に介することなく・・・。
 その発ガン性の警告は、既に当地新聞で二度三度掲載されている。日本ではどうだか知ら
ないが。そんな警告などないのではないか?
 筆者は、会社の女性スタッフらには言い渡してある、「ウンコ色頭にすれば、それから先を
俺は考慮する。」と。だから、一人としていない。彼女らには「何の為に猿股を穿くか」と
いう保健の授業まで授けてある。そして食生活、それから換気と空調の比較論も。SARS騒ぎが
あってはじめて筆者の論のことがわかった、とスタッフの一人が述懐している。

 しかし、情けない国に成り下がったものだ、日本は。
 こんな状態になっておきながら、宰相は、抱負を問われれば、「経済優先だ」と答え、
それに報道媒体も納得。「経済優先」とは、平たくいえば、「銭儲け」じゃろう、が。
「銭儲け」は、民間企業が担っておる。政府がしゃしゃり出ることはない。あの大前研一が
何かの雑誌で談話していた。
 「日本の場合、政府がある産業に介入すると、その産業はだめになる、反対に政府が介入
していない産業は、いきいきと逞しく育っている。これは戦後ずっと産業経済の推移を分析
していくと、そのことがわかる。」と。
 そりゃ、そうだろう。
 あのホンダが、二輪から四輪に事業拡大したい、と通産省に願い出たら、けんもほろろに
断られた由。それにひるむ本田宗一郎氏ではなかった。本田氏は通産省に徹底的に歯向かい
ながら、四輪事業を育て上げた。 

 まあ、産業経済はまだいい。
 将来を担う小学生がこんな有様では、産業経済以前の問題となろう。
 しかも、まだ文部省は「ゆとり教育」を離さない。
 不法外国人の犯罪とて、ゆるがせに出来ない問題だが、もっと足元、そう、そんな子供達の
生態をよく観察することが、肝要ではないか。まだまだおかしな殺人事件が頻発することで
あろう。このままでは。昆虫を殺すように級友を・・・・・。

                            − 完 −





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