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| 4037 | ITを活用できていない日本 | 王老五 | 04.05.31 | |||||||||||||
| 筆者は、2,3年前、いつも帰宅する道すがら、重い行李を抱えていたのでタクシーに乗った。その時、 いつもより、割高を請求された。黙って、その車内に掲示してある運転手名と車番号を備忘録に控えた。 そして、帰宅後、香港政府のURLをたたき、そこからタクシーへの苦情の頁を突き止め、そこでその日に あった出来事を記載し、同時に備忘していた内容をも付け加えた。 数日後、連絡先は会社にしてあったので、その会社宛に警察から電話があった。同じ説明したが、警察側は で、この苦情をどう扱いにしたいか、つまり検挙の方向にまで向かわせるのか、情報提供だけに留めるか、を 尋ねてきた。筆者は、後者でよい、と返事をした。 筆者の会社があるビルは、尖沙咀でも古く、その割には大型のそれである。管理会社がきちんと管理してくれて いる。それでも管理の少し至らない箇所は、筆者は直ちに指摘することにしている。そんな訳で全部200社くらいは 店子に入っているビルのその管理会社では、筆者を知らぬ者がいないほどになっている。 以前、筆者の会社の窓から見える道を挟んだ向い側の商店街の地下(日本式で一階)で、あるエアロビクス みたいなサービスを提供する店が、客寄せに歩道の脇でがなり立てる音楽に、12階にいる筆者の耳に どんどん不快に入ってくるので、まず管理会社にそのことを通告した。 やってきた管理員の話では、向かいの建物は当ビルの管轄でないから、それはいかんともしがたい、という 返事だった。 「じゃ、どうしたらいいのだ。こんな騒音公害を黙って受けておくのか?」 と畳み掛ければ、初老の管理員は 「窓を開けっぱなしにしているから、やかましいのだ。窓を締めたらどうだ。」と。 「窓を開けっ放しにしていのは、換気だ。健康のためだ。みてみろ、この空調。全館通しだ。この建物は聞けば、 四十年以上という。それだけ古いから、空調のダクトには世界中のばい菌、Virus,虫、その他あらゆるものの 巣窟となっておろう。そんなダクトから出てくる空気は、どこが健康か。だから、こうして窓を開けっぱなしにし、 少しでも換気を図っているのだ。」 「・・・・・。 じゃ、しようがねえ。それだったら、あんた自分で警察に訴えることだな。」 「あ、さよか。わかった。俺は自分で警察に電話する。」 という会話で終わった。 で、近くの尖沙咀警察署に電話し、苦情の概略を伝えた。 五分ほどで二人の制服警官がやってきた。 「なんだ。どうした?」と。 「ほん、ほれ、見えるだろう。あの向かいの地べたにある店だ。聞こえるだろう。あのがなり立てる音楽。 あれはとても堪らん。行って鎮めてくれんかのう。」 「わかった。念のため、あんたの身分証明書を見せておくれ。」と。それは素直に示した。 で、窓からやって来た警官が間違いなく向かいの店に足を運んでいるか、観察を怠らなかった。 なるほど出向いていた。 その後、さっきの管理員がびっくりしたような顔であがってきた。 「おい、本当に警察に通報したのか。別に警察に言わなくても、俺たちに言ってくれよ。」とまるで矛盾。 そんな矛盾に相手にならない。 が、本当に騒音が静まったのは、その尖沙咀警察署に合計六度電話し、六度警官がやって来て、毎回同じ ことを尋ね、そうやって向かい側に向かっていくしぐさを繰り返してはじめて騒音が静かになった。 日中、スタッフがいる場合は、敢えて筆者が電話した。スタッフが電話すれば、やってくる警官が電話した スタッフの身分証明書とて聴取するからである。 そんなふうに警官が我が事務所にやってくるのは慣れていたが、ある日、こっちが頼みもしないのに、 ふらりと制服警官がわが社の扉をふいに事前のたたきもしないで開け、さっと見回し、挨拶もなしにそのまま 締めて去ったことに、筆者は看過できなかった。 筆者はややあってすぐに追いかけたが、ちょうどエレベータの扉が締まるところであった。残念。 が、そこで留まる筆者ではない。 すぐにスタッフに命じ、 「おい。管理会社に電話して尋ねろ。”さっき制服警官が来ていたな。あいつらは事前に扉をたたきもせず、 ふいに開け、そして挨拶もなしに締めて帰っていった。無礼にもほどがある。調べてくれ。”と尋ねてみろ。」 スタッフはその通り、管理会社に電話した。ややあって、その管理会社が電話の返事があり、いわく、 「さっき来ていた制服警官は二名。番号は・・・・・・と・・・・・・だ。」とだけ。まるで、苦情をいう のなら、そちらでどうぞ、といわんばかり。 まあ、いい。 さて、と、という気持ちで www.info.gov.hk に LogOn した。そこから警察官への苦情が出来る枝葉の 頁を追っかけた。出会った。そこにはちゃんと必要な所要事項を書き込める所定の様式になっていた。 当然、当該警察官の固有番号を埋める箱があったのは、申すまでもない。 香港の制服警察官。ご存知であろう。左肩に金属板にいる固有番号を載せているのを。 以前、筆者は、ある店と揉め、店側が警察官を呼んだ。で、警察官が筆者に名はなんだ、とえらそうに 問うので、「人に名を問う前に、てめえから名乗るのが筋でねえか!」と言い返したら、テキめ、左肩を 前に向け、「ほら。」と指をさすだけだった。おお、なんと合理的なことか。 翻り、日本の警察官。ありゃ、なんだい。警察官が悪さしても、そいつが誰だとは特定出来ないしくみに なっている。だから、警察官の不祥事が増えるばかりでないか、と文句をいいたくなる。無論、香港の警察の しくみは、英国のそれを踏襲している。未だに香港警察の中に、英国人が何人か残っている。 いいことはどんどん真似しろ、日本の警察よ。不祥事ばかり真似してはいかんぞよ。 話を戻す。 そうやってWeb上で、警察官への苦情を埋め、送信した。 数日後、警察の事務係のおばはんみたいな女性から電話が入った。前回と同じことだった。この苦情は 検挙にまで持っていきたいか、それとも情報提供に留めるか、と。 無論、後者でよかった。 ・・ 日本に帰省した折、どこか役所のWebに入り、苦情を申そうとあれこれ枝葉の頁を追った。どうやら 辿り着いたと思ったら、そこにはその受付窓口の専用電話番号と受付時間帯が書いてあるだけだった。 つまり、「電話で行え」ということなのだ。 おい、おい。これじゃいったい何のためのInternetなのか? おい。日本よ。 役所はこれだ。民間とて大同小異。 以下が、東芝のそうした受付窓口と思われる枝葉だ。
いない。どこをどうやったら、「操作や技術上の問題に専門スタッフ」が答えてくれるのか、具体的な 手順が書いてない。詐欺みたいなものだ。 さらに、「事前にお客様登録が必要」とのたまっている。「お済みでない方は、、」とまずそう導いて くれているが、「お済み」の人間は、どうしたらいいのか、記述なし。筆者はその登録した記憶があるからである。 まったくこんなのは詐欺に等しい。 「IT後進国・日本」と断じてかく宣言できる。 − 完 − | ||||||||||||||||
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